さだにゃんの場合の社交不安障害(SAD)に気づいたきっかけを話すよ
きっかけは上司
新卒で入社した会社では、広告代理店のような業務に携わっていました。残業は当たり前、上司とはソリが合わず日々ストレスを感じていました。
ある日、私がまったく関わっていなかったコンペの話になりました。うちの課からプレゼンに出る人を選ぶということになり、前々から上司もしくは先輩が出るという話になっていたはずなのですが…蓋を開けてみたところ。
明日のプレゼン、急遽出てくれない?
はい!?
上司曰く、すぐまた他のコンペやプレゼンの準備を進めないといけないとのことでした。いやまあ、手が空いている私がベストということはわかります…が、今まで何も関わっていなかったのに!?内容もざっくりとしかわからないし、上司はプレゼン用の原稿すら用意してくれませんでした…前日なのに!!!!!
結局のところ、総監修をしていた先輩が原稿を作成してくれたため、その内容を半日で落とし込みました。企画書の製本も手伝うことになり、気が付けば午前1時…先輩方がどうにかしてくれるとのことで、その日は先に帰らせてもらうのでした。
次の日のプレゼンは、私はあがりまくって赤面・滝汗・手足の震えなど、発表の際によく起こる症状が出ていました。先輩たちは終わった後、以下のように言ってくれました。
さだにゃんさんプレゼン初めてに見えなかったよ!
昨日の今日なのにすごいよ!お疲れさま
そ、そうでしたか…ありがとうございます(いや、しんどかったけど…)
上記のコンペは、なんとかうちで獲得することができたのでした。
二度目の無茶振り
そして残業が当たり前で、上司とはソリが合わない日々は続き、ストレスを抱えながら仕事をこなしていました。またコンペの話が舞い込んできました。うちの課が主導となるような内容です。ーー上司がまた、無茶振りをしてきました。
次のコンペ、さだにゃん主導で作成してくれ
は!?!?
この時点でコンペの情報収集などには携わってきましたが、できていく過程を見ていただけできちんとした企画書の作り方なんて教えてもらったことはありません。この時、本気で上司のことをパワハラで訴えようかと思いました。が、先輩方の力添えもありなんとか企画書を提出することができました。
もしかして社交不安障害(SAD)!?
上記のような感じで、上司は無茶振りばかりをしてくる一方で、具体的な改善案やサポートをしてくれることはありませんでした。そのたびに心の中で「なんとかしないと」「やり遂げないと」というプレッシャーが積み重なり、仕事以外の瞬間でもそのプレッシャーが常に付きまとっているような感覚に陥りました。
この状況が続く中で、上司の一挙手一投足に怯え・動悸を感じている自分に気がつきました。ちょうどそのとき関わっていた案件が、こころの病についての内容でした。
自分で症状や発動条件を調べてみたところ、自分が【社交不安障害(SAD)】に悩まされている可能性があることに気づきました。仕事において上司の言動がトリガーとなり、それが社交不安を増幅させていることが明確になりました。
この気づきをきっかけに、心療内科の先生の協力を得ながら、こころの健康を回復しつつ、仕事と向き合う自信を取り戻すための道のりが始まりました。
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